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March 01, 2007

山の子たち(後)

愉快なスイスの民謡をBGMに、一行は山を登っていきます。お花畑を目指して。
ヤギの大将ペーターがクララをおんぶしていますが、今日はヨーゼフがいるので、ヤギが隊列を離れても、安心です。(ハイジは手ぶらです)

途中岩場で休憩しました。
 ク『あ!あれなーに?』

 ペ『ああ、あれが「かわいいの」さー』
 ク『あーあれね、マーモット』
 ハ『クララ運がいいわよ!』『きっとクララにあいさつに来たのよー』
(解説:マーモットは時々しか姿を現さないのでクララは本当に運がいいと言えます。きっとハイジの言うとおり、はじめて来たクララを見に来たんでしょう。^ー^)(でもクララ、「マーモット」なんて正式名称で言わないで「かわいいの」と呼んで欲しい)

クララは遠慮して、 『もう私ここでいいわ、お花もきれいに咲いてるし』
 ハ『大丈夫よーペーター本当に強いんだもん』
 ペ『そうさ、心配しなくたっていいんだ。お花畑はすぐそこだよ』ハ『行こう!』

お花畑が見えてきました。
 ク『わー、すごーい・・・』BGMスタート)目の前はとっても広ーい、一面のお花畑です。
 ク『素敵・・・』
 ペ『行こー!』
 ハ『それー!』3人は走り出しました!
 『うわーい』はははは』『うふふふ』『来たのよ来たのよクララ、お花畑に来たんだわー』
3人はお花畑のじゅうたんに寝転びました。
 ハ『向こうには違う花が咲いているの。私とってくるー』
 ク『なんて素敵なんでしょう!うらやましい、私歩きたい、立ってハイジのように歩きまわりたい!』クララは心からそう思うのでした。クララがここまで自発的に強く願ったのは初めてかもしれません。

クララがお花でつくった素敵なテーブルで昼食をとって、昼寝をして、
そして、帰途につきます。

~~~~~

 下り道は、上りよりも実は大変なんです。自転車でも上りより下りは神経使うし怖いのでいやです。しかもペーターはクララをおんぶしているのです(クララとペーターは歳は2コ違いですが、見たところ身長も体重も同じくらいです)。いくら力持ちのペーターでもヒザや腰への負担は想像に難くありません。

 ペ『うっうっ(´へ`;)』
 ク『大丈夫ペーター?』
 ハ『ペーター休もう』
 ペ『だ、大丈夫だよ!それに遅くなったらおんじに叱られるぞ』

 ペ『あ、あ、あ、わー!(((・д・;))))』
ペーターは前のめりに転んでしまいました。(×~×)いわんこっちゃない。
 ハ『ペーターッ!』
 ペ『ごめんクララ、痛かった?』
 ク『うん平気よ』
 ハ『待ってて、あたしおじいさん呼んでクルー!』
 ペ『大丈夫だよ!』
ハイジはおんじを呼びに走って下りていきました。

 ク『ペーター本当にありがとう、あたしおじいさんが来るまでここで待ってるわ。ヤギを連れて先に行ってちょうだい』
 ペ『何言ってんだ!大丈夫だったら!』(悲しげなBGM)
ペーターはふらふらしながら湧き水のところに行って、水をがぶがぶ飲みました。

おんじの家ではロッテンマイエルさんが仁王立ちしていて、カンカンに怒っています。
ヨーゼフがヤギをつれて下りてきました。
 ロ『帰ってきたのはけだものだけじゃないですか!(`く´#)』←またけだもの言ってる・・・

 ハ『おじいさーん!おじいさーん!(´Д`;)』ハイジが下りてきました。
 おんじ『どうした、何かあったのか』
 ハ『ペーターがね、ペーターが・・・』
 おんじ『ペーターが、どうかしたのか!ん?』

 ヨ『わんわん!』
おんじが上を見ると、ペーターがクララをおぶって、無事に帰って来ました!(BGM:ペーターのテーマ)
 ハ『ペーター!がんばったのねー!ありがとッペーター』
 ペ『お、おんじー…』
 お『よくやったな大将!えらいぞ。クララ、疲れたかい』
 ク『ええ、少し、でも大丈夫。とっても楽しかったわ、ペーター本当にありがとう』
 ロ『なにがありがたいものですか!アーデルハイド!おじょうさまをこんな目にあわせて』
 お『おやめなさいロッテンマイヤーさん。子供達は今日のことで、それぞれ胸がいっぱいなんです。そっとしといてやれないんですか』
 ロ『まあ…(´く`;)』

 ハ『あたしペーターを送ってくわ』
 ペ『じゃあなクララ』
 ク『さようなら、気をつけてね』
 ハ『ヨーゼフ、今日はありがとー!』
 
 ロ『ほんとにあの子たちったら』
 ク『ロッテンマイヤーさんは帰らないの?』
 ロ『え?あ、いやわたし、(´く`;)それではおじょうさま、失礼おば』
 ロ『おまちなさいアーデルハイド!待ってペーターさん!(´く`;)うわー(転ぶ)』

おんじはニヤっと笑いました。見てる私もくすくすと笑いました。
原作ではアルムに来ないロッテンマイヤーさんが、とてもいいアクセントになっているのがわかります。

今回はペーターもがんばったし、クララがお花畑で遊べたし、とてもいいお話でした。
ただ、話はこれで終わらないのです。

 『うっうっ』
おんじはクララを見ると、クララが泣いていました。クララが泣いてる!?なぜ?
 お『どうしたんだい、クララ』
 ク『うっ(;_;)、ハイジも、ペーターも、私のために…、うっ(;Д;)、私、とってもうれしかったの、でも、でも、私のために、みんなが、私のために、うっううっ!』

 お『クララ!』

ナレーション:クララは、生まれて初めて、自分が多くの人に迷惑をかけているのだということに気がついたのです。そしてハイジにもペーターにもおじいさんにも、本当にすまないと思ったのです。

~~~~~

ここでこの回は、さびしげなBGMとともに終わります。小さい子供はポカーンとするでしょう。いやがおうにも考えさせられます。私はとっても素晴らしい終わり方だと思います。

私は初めてこのシーンを見たとき、声を出して泣きました。クララと同じくらい号泣しました。今でも、見るたびにうるうるします。

クララが、精神面においても、目に見えて成長していくのが良く分かります。それを見て、うれしいと思える自分に、安心するのです。
自分も、ハイジやペーターやおんじのような美しい心が残ってるんだ、と確認できて、人に優しくしよう、と改めて思えるのです。そして、周りの人に感謝の気持ちを忘れないでいよう、と改めて思えるのです。

この回の題名である、「山の子たち」の心をいつまでも忘れないでいたいです。

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