私の一番好きなお話、第45話「山の子たち」。
この題名の意味は深いと思います。何度見ても感動します。
長文すぎるので分けて書きます。(それでも長文です)。
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明くる朝、クララが目覚めると、横にハイジはいませんでした。
ク「ハイジどこへいったの?」
寝坊ばかりのハイジなのに、いったいどういうことでしょう。
ハイジは、昨日ペーターとくわだてた計画を、実行にうつしていたのです。
ハイジはペーターの家に、ズボンを借りに行きました。
(説明:計画(クララがペーターにおんぶされて山の上のお花畑に行く)のためには、クララのスカートでは無理です。ハイジはズボン持ってないので(笑)、ペーターのズボンをクララにはかせようというわけです)。
ハ『おはようおばさん!』(ペーターは既に出かけています)。
おばさんがペーターのズボンを持ってきてくれる間に、ハイジはおばさんのバケツに水を汲みました(まぁなんて気の利くいい子なんでしょう!)。
ハ『ありがとうおばさん!何に使うかは、後でペーターに聞いてねー!』
ハイジはズボンを持って、急いで家へ向かいました。(余談:ハイジはいつも裸足です)
おばあさん『…ブリギッテ、今の声はハイジかい?・・・フランクフルトのお嬢さんが来てから、ハイジは全然来なくなってしまったねぇ~』ペーターのおばあさんは、最近ハイジが来ないので悲しげでした。
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ペーターは既に、村のヤギの集合場所の噴水にいました。
ロッテンマイヤーさんが来ないので行ってみると、
ロ『あらペーターさん(`く´)(声:舟)』
ペ『待ってても来ないからむかえに来たんだよぅ(声:のび太)』
ロ『今日は結構です』『荷物が多いので村の人に頼みましたから(`く´)』
ペ『え、(・o・;)じゃあいいの?』
ロ『ぐずぐずしててもお駄賃は出ませんよ(`く´)』ガチャンドア閉める
ペ『ちぇー、なんだいあの言いかた』
(でもペーターはお駄賃が気になってたのは否めません)
でもロッテンさんが遅れるのはラッキーです。ロッテンさんが着く前にクララをお花畑へ連れて行っちゃえばいいのですから。
『イヤッホー!』ペーターは急いで山を上りました。(withやぎ)
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ハイジは、持ってきたズボンをクララにはくように言ったのですが、クララは当然嫌がりました。それもそのはず、クララは今日の計画のことを知らないのです。(ハイジは昨日ペーターと、計画はクララには内緒との約束をしていました)。
ペーターのツギハギだらけの汚いズボンなんて、誰もはきたくないでしょう。ましてやお嬢さんのクララです。クララは逃げまくりました。ハイジは『困ったなー┐(●・へ・●)┌』と、お手上げ状態でした。
『ピーーーー(指笛)』ペーターが来ました。
ハイジはペーターと相談して、とうとう計画のことをクララに打ち明けました。すると、
ク『うわーうれしい、でも私重いのよ』
ペ『大丈夫だよへっちゃらさー』ハ『そうよペーター強いんだからー』
ク『ありがとうペーター、私ズボンをはくわ!』クララが、ズボンをはきました!クララがはいた!
おんじも、計画がペーターの発案だったのを聞いて、『そうか、えらいぞ大将!』と誉めてくれました。
クララはペーターにおぶさりました。
ク『大丈夫ペーター?』
ペ『かるいかるーい!』
ハ『うわーい!』
おんじ『ペーター、決して無理するんじゃないぞ』 『万一のことがあったらわしを呼びに来るんだ、いいな』 『これがペーターの弁当だ、力がつくように干し肉を入れといた』
ペ『ありがとうおんじ!』
おんじ『さあクララ、お花畑で思いっきり山の空気をすっておいで』
ハ・ク・ペ『いってきまーす!』 3人は元気よく出発しました。(withやぎ)
クララにとって初めての、子供だけでの冒険の始まりです。ハイジとペーターにとっても、かけがえの無い経験になるでしょう!
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おんじ『おいヨーゼフ、今日はお前も行ってヤギの番を手伝ってくれ』
ヨ『ふあ~~(お約束のあくび)、ワン!(うん!)』
ヨーゼフは3人を追って走り出しました。(ヨーゼフははっきり言ってハイジより役に立ちます)。子どもたちにとって、頼もしい仲間が加わりました。これでドラクエⅢです。
(後半に続く)(実際の話もちょうどCMです)
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