●クララがアルムにやってきて、一晩が明けました。ハイジは、クララと一緒にふもとの冬の家に泊まりました。
二人にとっての目の上のたんこぶの、ロッテンマイヤーさんも冬の家に泊まりました。
(余談ですが、いつのまにかセバスちゃんは帰っています。終電で帰ったのか、始発で帰ったのかは不明です。謎です。以後セバスちゃん(声スネオ)は出てきません。)。
●朝起きると、となりにクララがいました。いつも寝坊ばかりするハイジですが、今日はちゃんと起きました。
「おはようハイジ」
「クララ・・・(・∀・●)_」
●クララは自分でベッドから車椅子に乗り移ろうと試みますが(!)、うまくいきませんでした。「やっぱりダメだわ・・・ハイジ、ロッテンマイヤーさんを呼んできてちょうだい」
ロッテンマイヤーさんは山に登る準備で出かけていたので、お手伝いで雇われたリンダおばさんにベッドから降ろしてもらいました。
(余談ですが、村の人たちは日々忙しく働いていますが、ロッテンさんに頼まれて、クララのためにいろいろと協力してくれました。もちろんお金をたんまりと(略))
●やがて、おんじとヨーゼフが迎えに来ました。ペーターもちょびちょび見に来ました。
クララはヤギの群れを見ると、知ったかぶりました。『この子がユキちゃんね。それで、こっちがお母さんのユキちゃん。』
ペ『え?知ってるのか~?(゚o゚;)』
ク『ええ、もっと知ってるわ(`ー´)ほら、あそこにいるのが暴れん坊で、えーと、あれがアトリ。アトリはなぜ大きくならないか。それは、他のヤギとは種類が違うからなの(`ー´)』。
ペ『う・・・あ・・・(゚〇゚;)』ペーターは驚きました。狼狽しました。
クララはハイジと目を合わせてニヤリとしました。全部ハイジの受け売りなだけなのに、単純なペーターはまんまと素直に驚いたのです。
●ロッテンさんはヤギの群れを見て『どうしましょう・・・こんなけだものだらけの所で・・・』(けだものてw)
(余談ですが、ロッテンマイヤーさんは名前が長いので、アルムではとんがったおばさんと呼ばれています。鼻がツンととんがっているのと、物腰がツンとしてることから、ひそかに名づけられてしまいました。あわれMissロッテンマイヤーマドモワゼル)
そのロッテンさんが雇った村の人の特製椅子にクララが乗り、一行はアルムの山に向かって出発しました。BGMスタート♪
●山の家に到着しました。クララはアルムの景色を見て感動しました。『わー素敵。雲が輝いてる』。
ペーターのヤギと、ハイジんちのシロとクマとチーちゃんにも初対面です。『チーちゃんおいで!』チーちゃんはユキちゃんと仲良しです。『まあそっくり!』二匹はクララを歓迎するかのように、クララのいすの周りをぐるぐる回ってはしゃぐのでした。
●ペーターはヤギたちと山の上に行きました。クララとハイジは上には行きません。(余談ですが、ペーターはてっきりハイジたちと上に行くと思ってたのでちょっとキレ気味でした)。
●クララはもみの木に挨拶しました。
ハ『風が吹くと、歌ったりお話したり、時には怒って吠えたりするの』。
ク『私も聞いてみたい!』(クララの願い)
ハ『冬にはね、吹雪に追われてきた鹿やウサギや小鳥たちを、このもみの木がやさしく守ってくれるわ』。
ク『頼もしいわね、どっしりしてて』
ハ『もみの木さーん、これがクララよー』
ク『こんにちはー!』
おんじ『さあおいで、ご飯だよ』
●木陰にテーブルをセットして、素敵なランチの時間です。
ハ&ク『おかわりー!』(クララのおかわり)
ロ『まあ!あんなに食の進まなかったお嬢さまが!』
ク『だって、今までのどんなご馳走よりも美味しいんですもの!』
おんじ『はっはっは、山の空気のせいじゃろう(ニヤリ)』(なんだってー!)
ク『あー!ロッテンマイヤーさん全然飲んでない!』(クララの指摘)
ロ『わ、わたくし、ヤギの乳はちょっと・・・』。(余談ですが、ヤギの乳は癖の強い味で、まずいらしいです。ここだけはロッテンさんに同意です)。
●ランチが終わると、ハイジの家の紹介です。ハ『ここよここよー』屋根裏のハイジのほし草のベッドに寝転んだクララは、ほし草の匂いとふかふかのベッドがたいそう気に入りました。
ハ『この窓から星空を眺めながら寝るの』
ク『素敵ねー。ああ、ずーっとここで暮らしたい!』(クララの願い)
ハ『ここで暮らそうよクララ!』
ク『でも、ロッテンマイヤーさんが・・・』(クララの戸惑い)
おんじ『クララ。もしここで暮らしたいなら自分でロッテンマイヤーさんに言ってみなさい』。
~~~~~
ク『ロッテンマイヤーさん、お願い』
ロ『(`し´;) とんでもありません!第一こんなところは人の住むところではありません!(・・・ここで住んでるハイジとおんじの立場は・・・)
ロ『さ、お嬢さま、駄々をこねないでふもとの家に帰りましょう』。
ク『いやよ!私はここに泊まるわ!』(クララの願い!)
ロ『・・・仕方ありません。分かりました。おじいさん、アーデルハイド、お嬢さまをよろしく』
クララの信念が通りました。
ロ『村のみなさん、せっかくですが、私一人を送ってください』
ク『おやすみなさーい』ハ『さようならー』
~~~~~
●『ピーーーーー』ハ『ペーターだわ!行こう!』ヨーゼフ『ワンワン!』
ヤギの大将ペーターが、兵隊をつれて帰ってきました。
『ピーー』『おかえりなさーい』
ペ『たたいまー』ペーターの両手には花束が握られています。
ペ『ほら、花とってきてやったよー』ハイジとクララに同じ分ずつ花を上げるペーター。かっこつけやがって。
ハ『わーきれーい!』ク『ペーター、ありがとう』
『えへへヘ』ペーターは顔を真っ赤にして照れ笑いしました。今まで人に物をもらったり、逆にあげたりしたことがなかったペーターにも、すっかり奉仕の心が宿っているのでした。
●チーちゃんとユキちゃんが、首輪の鈴を鳴らしながら、真っ先にクララのもとに駆け寄ってきました。
ク『おかえりなさい、チーちゃん、ユキちゃん』
ペ『ちがうよー、こっちがチーでこっちがユキだよー』
みんな顔をあわせて『(^∀^)ははははは!(^∀^)』
●その夜、クララはハイジと一緒にほし草のベッドに並んで寝ました。
アルムの星空を眺めながら二人の心は、これからの生活を思っていっぱいにふくれあがるのでした。
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